毎年、この季節が好きなのと同時に、わけもわからない、切なさを感じる時期でもあります。
とりわけ今年は8月が猛暑だったため、急に涼しくなり、心か身体のどちらかがついていけない、例年とちがう。そう感じている方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
孤独を感じたとき、わたしはいつもよりも、動くことにしています。それは人と沢山会う、会食をする、といった社交的かつ他者への依存的なものではなく、労働、活動、といった類いのものを、物理的に、増やします。
尊敬してやまない故・坂本九さんのお母様は、九さんに「寂しいときは、自分より寂しい人たちのために働きなさい」と仰ったそうです。
十数年前、先が見えなかった頃に出会ったこの言葉は、今でもわたしの心を街燈のように、優しく照らします。
経営者やリーダーは、孤独です。
そして孤独は「社会とわかち合うこと」でしか、癒えない。
「自分の孤独をどれだけ社会とわかち合えるか」、そしてそこから被害者意識がなくなると、自分で納得が出来るサイズのものが、生まれる。
そう考えて、います。 湘南the evening Star