五月とは思えない暑さの、神奈川です。週末は、皆さんいかがお過ごしでしたか。
平成から令和となり、「新しい時代がやって来た」と襟を正す想いがした方も、少なくなかったのではないでしょうか。わたしもその、ひとりです。
昨日は炎天下の中、娘の体育祭へ行って参りました。もちろん主役は、競技に係活動にと、走り回る中学生たち。
そして素晴らしい情熱を胸に動き回る、先生や職員方。それに加え、忙しい中仕事を快く引き受けて下さった、保護者代表の皆さん。オーラが違います。
娘の競技以外の時間には、会いたい方とはきちんとばったり会え、言葉を交わし、大切な事を確かめる事が出来ました。
いつも地域の為に、共に活動して下さる地元の会長さんや社長さん、老舗の奥さま、学区内の子どもの為に素晴らしい教室を主宰されている先生、心が通い合う友人に、子どもに対する信頼や個性重視の、お母さんたち。
それでも自分に甘いわたしは、沢山の人が行き交う場所に出向くと、うっかり自分の担当範囲を逸脱しそうになります。
自分の甘さに、立て直しをと日陰で、「わたしは、自分の担当に、専念します」と小さく口に出しました。
次の瞬間です。私服の青年が二人、わたしの目の前に踊り出しました。弾けるような笑顔で、ふざけ合っています。
よく見たら、昨年、娘が委員会で大変お世話になった三年生。一年生の面倒を、よく見てくれた男子です。母校の体育祭を皆で見に来てくれたのでしょう。入学直後で不安だった一年生たちに楽しく、親切にしてくれた彼。いつかひと言、お礼を伝えたいと願っていましたが、娘が委員会で半年一緒だった以外、何の接点もなく、諦めていました。
話しかけ、お礼を陳べると彼は笑顔で、応えてくれました。またひとつ、やるべきことを果たせた自分に、満足をしました。
自給自足の達人以外は、この社会は全て、役割分担制。それを徹底すればするほど、自分以外の役割の人を大切に、感謝することが、可能になります。
魔法の様な「yes」のサインを見せてくれた、素晴らしい若者たちに、感謝。