「未来、沢山の職種が、AIに取って代わられる」。コロナ以前、仕事に関する「不安」は、このテーマが大きかったと思います。
AIがどれだけ素晴らしくても、それは人が作ったものです。素晴らしいのは作った人です。
大学時代、日本政府がIT革命を謳った頃、富士通出身の教授が、情報科学論の授業中に言った言葉を今も忘れません。「コンピューターが利口なんじゃない、君たちが利口なんです」。エンジニアによるそのまっすぐな本音は今も、私の心を支えるものとして、生きています。
時代はまた変わり、人の仕事も変化し、今回は「エンドユーザーに八つ当たりをする人」という、びっくりしますがごくたまに見かける人々について、今日は読み解きます。
丸4年間ホテルのサービスマンだった私にとって、そして人と直接お話しをする事がメインの事業である私には、はっきり申し上げてこの様な人たちは今も、個人としては、理解しがたい人種です。
ではもしも私の所に、「エンドユーザーに八つ当たりをしている人」が、変わりたいと相談に来たら?
私ははっきりと告げます。「あなたが本当に、それをぶつけたい相手は、誰ですか?」と。
他に不満をぶつけたい相手がいるのに、その人物には怖くてぶつける事が出来ない、だからよりによって、「エンドユーザーに八つ当たり」というサイアクな形で、不満が吹き出るのです。そしてそれは、甘えでもあります。
特徴としては、基本的にあまり仕事をしたくないタイプか、仕事は人一倍好きでやる気があっても、人に上手く指示を出したりお願いが出来ない、人との付き合いが不器用で、そして実際はものすごく臆病なタイプの2タイプに分かれます。
新しい時代がやって来ます。あなたの中の課題が何かひとつ、今日の雨に洗われ、練られて、また一歩進めることを、祈っています。もちろん私も、進みます。
湘南the evening Star