12月、孤独を感じたり、または人の温かさを感じたり。この季節特有の感覚が、誰しもあると思います。
坂本九さんの、お母さまの言葉が好きです。「寂しいよ」と病室で泣かれた九さんに、お母さまは「寂しいときは、もっと寂しい人のために、仕事をなさい」と言われたそうです。
坂本九さんはその後、その言葉をずっと守られて、お仕事をされてきたのだと思います。その想いは遠く、アメリカまで届きました。『SUKIYAKI』、つまり『上を向いて歩こう』のヒットです。
お目にかかった事のないわたしにまでその言葉は響き、20代の頃、自分のキャリアに悩み涙を流していたわたしを救ってくれた、大切な言葉です。今でも大切にしていますし、シェアしてくださった方へのご恩は、一生忘れません。
同じ様に、小学生の頃に出会った谷川俊太郎さんの詩も、ずっとわたしの心を元気づけ続けます。『二十億光年の孤独』、谷川さんの明るさ、ユーモアは、明るく人々を励まし続けます。
http://www.poetry.ne.jp/zamboa_ex/tanikawa/
いつだって、わたしがいます。あなたは、ひとりなんかじゃない。孤独でもない。わたしたちはいつだって、つながっている。
言い換えると、誰もが孤独で、誰もがひとりではありません。
寒くなって参りましたが、いつでも心の灯を大切に出来ますように。
湘南the evening Star