記録的な暑さが続きますが、夕刻になると、例年より早く秋の気配がいたします。いかがお過ごしですか。
今日は、大学生向けの発信です。
わたしが大学三、四年の頃、就職氷河期真っ只中でした。
三年の頃、学生課の主催で、一学年上の先輩が快活に語ってくれた就職活動記は、「八十五社エントリーして、全落ち」という、絶句する様な内容でした。
その先輩は感じが良く、利発な明るい印象の方です。いわゆる、「出来るタイプ」の学生です。最終的には、大手銀行に内定されていました。そんな学生でも、百社近く受けてそれでもどこにも受からない。そんな時代があったんです。
わたしは、その翌年、数社目で内定を貰いましたが、それは業界を、出版業界と服飾業界のふたつに絞りこんでいたからです。
今年、就職活動に苦戦している人がいたら、はっきりとこれだけは、伝えたいことがあります。
それは、採用されなくても、あなた自身の価値を否定されたわけではないということ。
採用を行なっているのも人間、会社経営しているのも人間。どんな大企業だって、業績が悪ければ、人を雇うことは出来ません。
いつの時代も、若者は、自分より上の世代までの大人たちが作った社会に、翻弄されます。優しい社会は、自分たちひとりひとりが作り上げてゆく。そう決心して、自尊心を保ち、明日も元気に、前向きに、一日を送って下さい。
湘南the evening Star